■ インフルエンザの検査について | 更新日: 2009/12/3(木) |
インフルエンザ抗原検出迅速検査(迅速診断キット) の使用について 当院では発熱後12時間以上経過していない場合、原則として、上記インフルエンザ検査は行いません。 発熱後12時間以内では、迅速診断キットによるウイルス検出率は低いためです。 当院では、厚生労働省の指針に則って診療をすすめております。以下の 厚生労働省「新型インフルエンザ対策関連情報」 新型インフルエンザに関するQ&A(厚生労働省ホームページ より抜粋)をご参照ください。 Q18.熱が出たらどうすればよいのですか。 どういう症状がでれば新型インフルエンザに感染したか疑うべきですか? A.38℃以上の発熱があり、咳や咽頭痛等の急性呼吸器症状を伴う場合はインフルエンザに感染している可能性があります。 また、インフルエンザに感染している方との接触歴があるなども、感染を疑う上での参考になります。 ただし、症状で新型インフルエンザと季節性インフルエンザを見分けることはできないと言われています。 なお、持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は、なくべく早めに医師に相談しましょう。 また、もともと健康な方でも、以下のような症状を認めるときは、すぐ医療機関を受診してください。 小児の場合 @呼吸が速い、息苦しそうにしている A顔色が悪い(土気色、青白いなど) B嘔吐や下痢が続いている C落ち着きがない、遊ばない D反応が鈍い、呼びかけに答えない、意味不明の言動がみられる E症状が長引いて悪化してきた
Q21.新型インフルエンザの診断方法を教えて下さい。 (医療機関でPCRをされなかったが大丈夫か) A.新型インフルエンザ感染が疑われるのは、38℃以上の発熱があり、咳や咽頭痛等の急性呼吸器症状を伴う場合であって、迅速診断キットにおいてA型が陽性の場合や、医師が臨床症状などからインフルエンザ感染が疑われ、かつ地域において新型のインフルエンザが流行していることが明らかな場合などがあります。 確定診断のためのPCR検査は、こうしたインフルエンザ様症状を呈する者の中で「重症化するおそれのある患者(入院治療するなど、治療選択に際して確定診断の必要を医師が認める者)及び病原体定点医療機関を受診した患者に行われます。 PCR検査が行われなかった場合でも、医師の判断により適切に治療が行われますので、ご安心ください。
Q12.インフルエンザ脳症について教えてください。 A.インフルエンザ脳症は、インフルエンザ発病後急に症状が悪くなる病気で、主に5才以下の乳幼児がかかります。その初期にはインフルエンザの症状に加えて (1)呼びかけに答えないなどの意識障害 (2)意味不明の言動、 (3)持続性のけいれんなどの症状が現れます。 このような症状が見られた際には、速やかに医療機関を受診して下さい。 また、強い解熱剤によりインフルエンザ脳症がより重症化することがあるため、解熱剤の使用はかかりつけの医師に相談して用いましょう。
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