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■ インフルエンザ 罹った時の対処法について
2009/7/1(水)
薬物療法 (平成23年2月一部改訂)
インフルエンザウイルスの体内での増殖を抑制する治療薬(内服、あるいは吸入薬、点滴製剤もできました)と、症状に応じた薬すなわち対処薬を処方します。
まず、治療薬は決められた通りしっかり確実に飲む(あるいは吸入する)ようにしましょう。症状発現から48時間以内の使用開始で、早ければ1日で、遅くても3日目には症状の改善がみられてきます。
そのほか「家庭で気をつけること」
1.安静臥床 :初期、極期には特にゆっくり休むことが大切です。無理矢理にとはいいませんが、家でのんびり、ごろりとしているのが一番です。
2.保温・加湿:厚着をさせたり、ふとんを何枚も重ねたりする必要はありません。暖めすぎは避け、熱が体にこもらないようにしましょう。寒くない程度の暖房、暑すぎない程度の調節をしましょう。また、インフルエンザウイルスは乾燥に強いので、室内は加湿をして感染力を弱めましょう。その他加湿の良い点として、のどや気管支にやさしく作用します。
3.食事 :食欲はなくてあたりまえ、ぐらいに考えて無理強いせず、好きなもので消化のよいものを与えましょう。
4.水分の補給:水分を十分にとって、脱水状態にならないように気をつけます。嘔吐や下痢などの腹部症状がみられることもありますので、お茶やイオン飲料などを少量ずつ頻回に与えましょう。お茶の成分の一つであるカテキンに抗インフルエンザウイルス作用があると言われています。
5.入浴 :初期、極期には入浴によってますます体力を消耗することもありますので、控えたほうがよいでしょう。しかし、ある程度元気がでてくれば、疲れさせないように気をつけてお風呂でサッパリするのはかまいません。
6.次の診察 :先生が指示した日、処方した薬がなくなるけれど症状が続く場合などには必ず受診して下さい。合併症をおこしていないか診察して判断します。さらに、元気がなくなった、何度も吐く、咳でよく眠れないなど、いつもと違うと感じたら早めに受診して下さい。
【登校・登園について】 平成23年2月改訂
インフルエンザは、学校保健安全法(最終改正:平成21年3月31日)第十八条で第二種の感染症に分類されており、感染力を考慮して、「解熱した後2日を経過するまで」を出席停止の期間の基準とされています。
しかしながら、インフルエンザの治療薬を発熱後48時間以内に使用(内服薬、吸入薬、点滴薬)すると、早期に解熱してしまい治ったように思えますが、感染力はまだまだ残っています。インフルエンザの治療薬を使用した場合は、治療開始から少なくとも5日間は休みにして下さい。その間はゆっくり自宅で休ませ、体力の回復を目指しましょう。
欠席扱いになりませんので、学校や幼稚園に届け出をして下さい。
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