●坂ノ市こどもクリニック●
●医院長コラム●●●
■ さか小たいむす第75号(平成22年9月1日)への寄稿文
2010/9/9(木)
恥ずかしながら、大変久しぶりの院長コラムです。
坂ノ市小学校PTA新聞「さか小たいむす第75号(平成22年9月1日)」の
「参道」への寄稿文です。
近頃思うこと
坂ノ市こどもクリニック 澤口 佳乃子
それまでと違って突然免疫力が高まるわけではないはずですが、子ども達は成長するに従い体力もついてきて、小学生になると一般的に風邪症状で小児科を受診する機会は少なくなります。
毎月決まっているかのように診察を受けていた子どもの受診回数が減ってくるのは大変喜ばしいことですが、反面かわいらしい姿を見られなくなるのは寂しいことでもあります。そんな時、久しぶりの受診があると、見違えるような成長ぶりに驚かされます。本当に子どもの成長は早いです。
我が家の子どもは3人ですが、毎日よりも久しぶりに接する子ども達の方に、よりはっきりと成長を感じるのは、皆さんも経験することでしょうね。診療という立場ですがその成長を感じ、一端を見守れることは大変うれしいことです。
そのような身体的成長だけでなく、社会性の発達にも進歩をみることができます。幼児期、時には自分から積極的にお話ししてくれる子どももいて頼もしいですが、巧く表現出来ないことがあるので付き添いのご両親や祖父母に病状をお聞きします。しかし、小学生の場合には、状況に無理がなければ出来るだけ子どもに話しかけるように心がけています。きちんと受け答えができて、説明のできる子どもに出会うと、精神的社会的な成長を感じとれてうれしくなります。説明の上手、下手はあっても、何とか自分のことを分かってもらおうと一生懸命な気持ちが伝わってくるのです。ところが残念ながら、そういう子どもばかりではありません。「はい」「いいえ」の返事を求めるのに、一つ一つ付添い者を振り返る子どももいます。付添い者への依存が強いのか、付添い者が答えるものと思っているのか、自分の症状を分かっていないのか、伝えようとする答えに自信がないのか、ただ単に恥ずかしいだけなのか・・・。
そこで我が家の場合を顧みるとどうでしょうか?小学校五年の次女が他院を受診する機会がありましたが、同じことが起こっています。自分の身体のことなのに、まるっきり人任せです。少々どころかあせり、冷や汗がでてきます。事前の打ち合わせをすべきだったかもしれません。日頃のコミュニケーションの不具合がでるのかもしれません。忙しいからと気になったことを先送りにせず、将来の自立を常に視野にいれて、子どもへの対応に心配りする必要があると改めて思い至りました。親だからこそ、必要なことは伝えていかなければなりません。
実家に近いこの地で診療を始めて一年、医療者の前に家庭人として、共に気付き学び、さらに成長していきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
■ 夏休み
2009/8/20(木)
残暑お見舞い申し上げます。
8月も半ばを過ぎ、こども達の夏休みも残り10日程となりました。早いものですね。
さて、先週はお盆休みをいただきました。ご先祖様の供養をすべきところですが、我が家では熊本のグリーンランドへ行ってきました。長女が幼少時に行って以来ですから10年以上ぶりです。下の子二人は初めてでした。
1日目は曇りがちの天気でしたから園内を移動するのも比較的楽で、いろいろな乗り物を楽しみました。5歳の長男は仮面ライダーとシンケンジャーのショーに満足しているようでした。最後に記念写真もバッチリ一緒で、大変喜んでいました。夜はわずか5分間でしたが花火の打ち上げをまじかで見ることができて、美しさに見惚れました。
2日目はうって変わっての晴天で、プールを楽しみました。おかげで肩を中心に日焼けでヒリヒリ状態になってしまいました。波のできるプールもあったので、本物の海ではないけれど疑似体験できました。子供達にとって楽しい夏の思い出になったのではないかな、と思っています。
皆さんはこの夏どのように過ごしていますでしょうか?
■ リニューアルご挨拶
2009/7/1(水)
皆様、こんにちは。
坂ノ市こどもクリニックのホームページへようこそ!
前医から4月に引き継ぎ新体制ではじめて、早3ヶ月。
ようやくこの坂ノ市こどもクリニックのホームページも、皆様に馴染んできたと思われる、少しイメチェンした新しいキャラクターでリニューアルすることができました。
以前よりもよりわかりやすく、利用しやすいホームページになるように見直し、工夫してきたのですが、いかがでしょうか?
各項目は、必要に応じて適時更新、追加していきます。どうぞ、お気軽に何度でもアクセスしてくださいね。
さて、ここで少しばかり自己紹介と、ご挨拶をさせてください。
私は、ここ坂ノ市こどもクリニックがある大分市の東部の、小佐井小学校区内にあります屋山という地区の出身です。実家はTOTO機器の工場の近くにあり、幸いにもいまだ両親健在で住んでいます。
小佐井小学校、坂ノ市中学校で学んだ頃の様子を思い起こすと、まず感じることは、この坂ノ市地区は区画整備が見事にそして立派になされ、すてきな住宅がたくさん増え、197号線沿いおよび臼杵坂ノ市線沿いに利用しやすいお店が増え、より住みやすくなったのではとびっくりする程のその大きな変わりように、これからも益々発展していきそうな町の様子がうかがえることです。しかし同時に、田んぼや畑が少なくなって、古い家屋が見られなくなるのは、こども時代をその中で過ごした者にとっては、なつかしい思い出を振り返るチャンスを失くしていくようで、いくらか寂しい気持ちもしています。
そんな思いの中、人生の基礎となる幼小児期を過ごしたこの土地に、この度思いがけず仕事を引き継ぐことで戻ってくることができ、まずは診療を通じて地元の皆様のお役に立つことができるかもしれない機会を与えられたこと、大変貴重なめぐり合わせではないかしらとうれしく思っています。
これまでの経験を生かし、さらに知識の獲得に努めながらよりよい医療を提供できますよう、職員一同共々精進してまいります。
これからも坂ノ市こどもクリニックをどうぞよろしくお願い申し上げます。
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